2000年7月 グリーフワーク研究会設立
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目的: |
対象喪失経験者の悲嘆の過程を支援すること、悲嘆者の周辺の人々や専門家がより有効な支援ができるように意識啓発を行うこと、ひいてはグリーフワークという心の過程についての理解がひろく地域に浸透し共有できる環境を醸成していくこと。 |
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設立に携わった人:精神保健に携わる専門職 |
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その後毎月定例会・役員会を開催し、次の事業を行ってきた。 |
2001年1月 講演とシンポジウム開催
内容
開催年月日 |
2001年1月 |
会場 |
香川県社会福祉総合センター |
テーマ |
「死別の悲哀と癒しを考える」 |
講演 |
「喪失とグリーフワーク」
講師 武蔵野女子大学心理臨床センター
主任カウンセラー 木村弓子
「高校の部活動で娘を亡くして」
講師 主婦 阿部ヒロ子 |
シンポジスト |
木村弓子(武蔵野女子大学心理臨床センター)
阿部ヒロ子(主婦) |
コーディネ―ター |
芝 明義(グリーフワーク研究会) |
参加者数 |
221名 |
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対象喪失やグリーフワークへの関心度についてアンケート実施。122名の回答があり活動方針を立てる。その結果のひとつとして、グリーフワークについて学習したいという要望があり公開学習会実施となる。 |
2001年1月 サブグループ「グリーフワークについて考える会」設立
2001年4月 死別体験者のグループワーク開始
日時 |
毎月一回定例会開催日にあわせて午前10時から11時30分 |
会場 |
高松合同庁舎会議室 |
活動の共通理解 |
・ 大切な人を亡くしたという共通点を核としたグループ。
・ 話したいことだけを語り、話したくないときは黙っていてもよいことが保障されている。
・ 怒りや悲しみといったさまざまな感情を互いに分かち合い共有する場である。 |
担当 |
研究会のメンバー |
2001年6月 公開学習会開催
開催状況
年月日 |
講義のテーマ |
講師 |
2001. 6.10 |
メンタルヘルスとしてのグリーフワーク |
臨床心理士 |
7. 8 |
悲嘆と社会 |
精神科医師 |
8.19 |
子どものためのグリーフワーク |
臨床心理士 |
9. 9 |
対象喪失とは |
産業カウンセラー |
10.14 |
K.ロス著「死ぬ瞬間」について |
社会福祉士 |
11.11 |
死別体験とグリーフワーク |
保健師 |
12. 9 |
喪失体験とメンタルヘルス |
精神保健福祉士 |
2002. 1.13 |
遺された家族 |
精神保健福祉士 |
2.10 |
脳死状態と家族 |
保健師 |
3.10 |
遺族の心のケア |
保健師 |
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会場はいずれも高松合同庁舎会議室(のべ96名の参加) |
2002年12月 悲嘆者と援助者のためのガイドブック発行
「喪失の危機を克服するためのハンドブック」
−グリーフワークのすすめ−
内容
I喪失について |
1 対象喪失
2 危機的な喪失 −死別がもたらすものは?− |
IIグリーフワークについて |
1 危機的喪失 −そのときどうすればいいの?−
2 喪失体験から得られるものはあるの? |
IIIグリーフケアについて |
1 周囲の人には何ができるの?
2 援助者ができることは? |
参考文献 |
社会資源 |
2002年12月 シンポジウム開催
内容
開催年月日 |
2002年12月8日(日)13:00〜16:00 |
会場 |
香川県社会福祉総合センター |
テーマ |
「自殺予防とグリーフワーク」 |
シンポジスト |
井上英喜(あしなが育英会奨学大学生)
佐藤真千子(香川県健康福祉部)
杉山洋子(香川県職員課健康管理室)
渡辺祥子(香川県立中央病院)
徳田知子(グリーフワーク研究会) |
コーディネ―ター |
浜田知美(グリーフワーク研究会)
笠無文子(グリーフワーク研究会) |
参加者数 |
151名 |
2003年7月 遺族支援ボランティア講座開催
内容
開催月日 |
講義内容 |
講師 |
参加者数 |
7月23日 |
グリーフワークについて
グループワークでの体験
配偶者を亡くした人の相互支援から得られたこと |
臨床心理士
体験者
保健師 |
44名 |
7月30日 |
危機介入について
グループワークでの体験
子どもを亡くした人の相互支援から得られたこと |
精神科医師
体験者
臨床心理士 |
40名 |
8月6日 |
対象喪失について
ボランティア活動としてのグリーフケア |
臨床心理士
保健師 |
33名 |
2003年8月から4年2月にかけて、毎月1回、遺族支援ボランティア講座の参加者の方々も
加わり、グリーフワークボランティア検討会を開催した。
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