2012(平成24)年12月ニュースレターダイジェスト第105号
◆広報活動◆
関係機関に出向きGWKの事業説明を行っています。
2012年12月17日から,会員が関係機関に出向き,ブロシュールとPRカードを持参して事業説明を行なっています。相談事業,講師派遣,技術援助・技術協力,会員募集,冊子頒布などについて説明しております。継続的に行いますので,会員のみなさまには引き続きご協力をお願いします。
また,広報先としてお心当たりのある方は事務局までご連絡ください。(事務局090-6288−1011 月〜金10時から18時 担当森岡)
◆相談担当者会議◆
現場での課題を話し合うなかで,研修の機会になっています。
相談担当者会議は,毎月第3日曜日,高松市男女共同参画センターにおいて開催しています。グリーフカウンセラー,ヘルプラインカウンセラーの登録されている方はご出席ください。
次回は1月20日(日)10:00〜11:30です。
現在GWKで実施しているグループミーティングと電話相談の現場の報告,課題の検討などを行ったり,最近では個別面談事業の立ち上げについて話し合っています。
援助者として,生身の人間として,相談を引き受けるうえでのしんどさを語れる場であったり,共感される場にもなります。援助する側が支えられる環境が作られ,ケアされることにより,クライアントと真摯に向き合う姿勢が養われ,結果的にグリーフケアをもたらすことにつながります。また,カウンセラー相互の情報交換によって,相談事業としての連繋がとりやすくなります。
◆相談担当者研修◆
12月19日から始まりました。
相談の実務者研修としてスーパービジョンを行なっています。
次回は1月23日(水) 18:30〜20:30です。
対象はグリーフカウンセラー,ヘルプラインカウンセラーとして登録している方すべてです。
相談技術の向上を図るためのスーパーバイザーによる事例提出者に対する技術的助言に加え,出席者相互の質疑や自由な意見交換をとおして,普段の相談活動に活かせるヒントを得ることも狙いとしています。
第1回(12月19日)は,中心テーマとして,相談の「キャンセル」「予約されているのに連絡がない場合」の考え方や対応について議論されました。
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◆◆報告:2012高松市男女共同参画市民フェスティバル◆◆
1.ワークショップ 第10回公開セミナー
新たな旅立ちへの支度 講師:阪井 眞利子
少子・超高齢・多死社会といわれる現在,終活(人生の終わりのための活動)という言葉も認知されてきました。死の準備をすることは,自分の人生を振り返る,あるいは再出発する作業になるということだと思います。
自分自身がどのような最期を迎えたいのか,その時のために何をどう準備しておけばよいのかということで遺書を含むエンディングノートを作成してみました。
自分の望む葬儀をしてもらうためにも,その他いろいろ整理しておくことで残された人たちが困らないように,自分で可能な限り準備しておくことは大切です。
しかし,その時のための整理をしていても,それでも明日があると思うから生きられるのだと思います。
在宅ホスピス医師,内藤いづみさんのことばです。「人生の最期に,縁ある誰かに『ありがとう』『さようなら』と言えるために,その誰かを元気なうちから見つけましょう。
参加者:10名(講師含む)
感 想:
エンディングノートを記録することで,死に向かう自分自身への準備ができるのでは…と,参加者全員が遺言書を作成してみた。この作業を通して,参加者は個々に,自分自身の死と遺されたものへの思いを新たにした
(文責:第10回公開セミナー担当講師 阪井眞利子)
2.パネル展 テーマ:「わたしたちのグリーフワーク」
グリーフワークかがわでは,大切な人やものをなくされた後の悲嘆を共に感じ,理解し,支えることを目的としてさまざまな相談事業をおこなっています。また,カウンセラーの育成事業や公開セミナー等も実施しており,それらをポスター,ブロシュール等でアピールしました。もし,悲しみを誰にも話せずひとりだけで抱えている方がいらっしゃるなら,わたしたちの存在にどうか気づいてください。なにかの形で支えになれれば幸いです。
(2012高松市男女共同参画市民フェスティバル担当 植田夕香)
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第44回理事会が12月9日に開催される
<報告事項>
(1) 2012年度香川県地域自殺対策緊急強化基金事業の報告として,ヘルプラインカウンセラー養成講座の経過,ヘルプライン電話カウンセリングとホットライン電話カウンセリングの実施状況,グループミーティングについては,12月の報告と,毎月2?3名の参加者がいると報告があった。
(2) 第4回相談担当者会議が11月18日に開催された。
(3) 第10回公開セミナー(2012高松市男女共同参画市民フェスティバル ワークショップ)について,グリーフカウンセラー阪井眞利子氏による“新たな旅立ちへの支度”で
参加者は10名であった。
(4) 2012高松市男女共同参画市民フェスティバルのパネル展が11月21日?27日の間,高松市役所ロビーにて開催され,当会のイメージPRポスターの掲示と,各種ブロシュールとPRカードの配布について報告された。
(5) 技術援助として,11月17日に徳島市の「地域支援ネットそよ風」からの依頼により,徳島市ふれあい健康館で開催された「こころのケア PART2」で杉山理事長が「グリーフワーク 〜喪失と悲嘆により添うために〜」として講演を行った。
<審議事項>
- 認定NPO法人の申請について
認定NPO法人制度について,香川県の県民活動・男女共同参画課から情報収集を行った結果について報告があった。
*認定NPO法人制度については
http://www.nta.go.jp/tetsuzuki/denshi-sonota/npo/npo.htm をご参照ください
当会としては,認定NPO法人登録に向けて準備することと,今後,各理事が詳細を把握して申請の時期について検討することで了承された。
- 2012年度ヘルプラインカウンセラー認定について
スケジュールに基づいて認定作業がなされることと,資格認定規則の条文を少し整理し,分かりやすく明記することで了承された。
- 個別面談による相談事業について
相談担当者会議で議論を重ねており,具体的にどう運営していくかについては相談担当者会議で継続して審議することが了承された。
現在,香川県自殺対策緊急強化基金事業補助金として,香川県の障害福祉課に来年度の個別面談の見込額を提出している。個別の基金事業に該当する内容について一定の回数を無料とすることで了承された。
- 冊子のISBN取得について
当会の冊子(喪失の危機を克服するためのハンドブック -グリーフワークのすすめ-)を市場販売するためのISBN取得について,取得方法や取得費用について情報収集した結果について説明があった。今回は,費用効果の観点から取得を見送り,冊子の広報について課題とすることで了承された。
- 広報活動について
12月17日から活動開始する旨の説明があり了承された。
- メディア対応について
ヘルプラインカウンセラー養成講座第1回においてテレビ局から取材依頼があった。今後メディアに取材依頼する際には事前にアポイントメントを取って欲しい旨を明記することで了承された。
- グループミーティング担当者追加募集について
グループミーティング担当者について追加募集をすることで了承された。
- NPO・地域団体等支援財務専門家派遣事業について
認定NPO取得申請のための指導を仰ぐために,情報を収集して派遣申請をすることで了承された。
- 第45回理事会の日程について
1月20日13時30分より開催することで了承された。
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今年もお世話になりました。
おかげさまで,2012年もグリーフワークかがわとして,普及啓発,相談,人材育成それぞれの事業を進めていくことができました。一つひとつの事業を立ち上げ運営していくことは,善なる方向を目指していると確信を持てることであっても平坦な道ではありません。困難を感じるとき,人の繋がりにどれほど支えられ勇気づけられることでしょう。暮らしのなかで,気持ちが落ち込んだとき,NPO活動のよさを生かし,NPOだからこそ,お役にたてることが必ずあると思います。これからも私たちの活動が確実に地域社会に根づいていけるよう,会員一同研鑽を積み,地域での連携協力を大切にして努力をしてまいります。
会員各位のご尽力,そして関係各位のご支援ご協力にこころより感謝申し上げます。
理事長 杉山洋子
1月の予定
13日(日)10:00〜11:30 グループミーティング
20日(日)10:00〜11:30 第6回相談担当者会
20日(日)13:30〜16:00 第45回 理事会
23日(水)18:30〜20:30 相談担当者研修
27日(日)10:00〜12:00 第11回公開セミナー
10,17,24日(木)18:30〜 ヘルプラインカウンセラー養成講座
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